磯がに飼育を3匹(3度)経験してきました。
全て近くの海からお迎えした磯がにさんたち。とにかく可愛らしくて、ドはまりしてしまいました。
現在は3代目の磯がにさんと同居中でお迎えして1年経ちました。
海から磯がにさんをお迎えしてお困りの方に「磯がに飼育」をするのに準備するといいと思うアイテムや餌のお話などをまとめていますので、チェックしてみてくださいね。
磯がに飼育のポイント
磯かにが安心できる環境を作ってあげることが大切です。どんな海だったかを思い出してケース作りしましょう。
- イソがにの生活環境に似た場所を作る
- ケース内には磯がに一匹だけ入れる
- 海水の濃度は磯がにのいた海に近づける
- ケース、海水はこまめに掃除する
- 砂や石を使って隠れ家を作ります
磯がに 飼育にエアレーションは必要なの?
磯がに水槽にエアレーションが必要なのかどうかは、どちらでもOKです。
実際に1代目2代目の磯がにさんの時は、ブクブクは入れていませんでした。それでも、元気に生活していました。現在3代目にはブクブクを入れています。どうして入れているのかと言えば、経験値が上がったからという理由です。現在は熱帯魚を飼育しているので、その経験からブクブクを入れることにしたという経緯があります。
だから、絶対にエアレーションが必要かとは言えない。なくても管理さえちゃんと出来ていれば磯がにさんは成長していけます。
管理さえきちんと出来ていれば・・・とはどういう事かを詳しくお話ししていきますね。
磯がに 飼育にエアレーションはあった方がいい
まずは、エアレーションありについてお話しします。
可能な限り楽な方法がいい場合は、エアレーションした方がいいと思います。これで酸素は供給されますので安心できます。
これを入れるだけでブクブク(酸素)と海水をきれいに保ってくれますよ。
エアレーションをするにはエアーポンプも必要です。セットで準備してくださいね。
カニ飼育にエアレーションは必須ではありませんが、酸素を取り込みやすくなるので安心度は上がります。エアレーションだけがあれば安心というわけではなく、海水の鮮度も大切な要素ですので水換えも週2回ほどするといいでしょう。
磯がに 飼育にエアレーションはなくても育つ
1代目と2代目のカニさんの時は知識がなかったので、エアレーションなしで飼育していました。6ヶ月ほどなら大丈夫でした。
エアレーションなしの場合は、まめに水換えをし、ケースの掃除をすることをお勧めします。エアレーションなしであれば海水も少なく済むのでこまめなお手入れをしてケース内を清潔に保つ感じであればいいと思いますよ。水は少ないほど早く汚れるのでほぼ毎日かえるくらいのペースなら安心です。大きめのスポイトならすぐ出来ますよ。
このスポイトは使いやすいです。青いゴム部分を外して毎回洗っています。洗わないと青いゴム部分がかなり汚くなるので、外して洗うことにしています。
磯がに 飼育に必要なアイテムとは?
磯がに飼育に必要なものを揃えましょう。
- ケース
- 海水
- 水温計
- 砂
- 石
基本的なカニの飼育セットはこんな感じです。一つずつ説明していきますね。
ケース
プラケースタイプの虫かごを現在使用しています。100円ショップに売っている虫かごでもOK!小さなサイズの虫かごでもいいですが、砂や石などでカニの隠れ家を作ることを考えると大きめの虫かごの方が融通がきくと思います。
現在使用中のケースは100円ショップにある虫かごの大サイズで500円でした。カニは蓋ありのケースである必要がありますが、お手入れする際に取り外すことが頻繁にあるので開け閉めしやすいタイプがいいと思います。
海水
磯がには海に住むカニさんなので、海水は必須です。なので本物の海水が手に入らなければ、市販の人工海水のもとを準備してください。
現在使用中の海水はこのGEX SEA waterです。1代目、2代目、3代目ともに本物の海水で育ててきましたが、昨年の冬の寒さにとうとう負けてしまい天然海水をくみに行くことに断念。人工海水に切り替えることになりました。最初は本当に大丈夫なのかな?と不安がありましたが、問題なくスクスク育っています。
GEX SEA waterは水道水に溶かすだけで海水になるので手軽でとっても助かっています。
水温計
水温計は必ず設置しましょう。目安の温度は25度前後、夏気温が上がる日には水温に注意し、酸素と海水の鮮度も合わせてチェックしましょう。
海水は水より水温変化がないので、ぶくぶくと海水の水換えをすることで温度変化に対応することができます。涼しい場所にケースごと移動させるなどの対応もありですよ。
砂
イソがにを連れてくる時に砂ももらってきてください。量はケースに4、5センチの厚みに敷き詰められるくらいあるとレイアウトが自由にできます。磯がには個体差がありますが、砂を掘って隠れ家を構築する性質がありますので、あるといろいろ楽しめます。
石
レイアウトに石があるといいですよ。ケース内で磯がにさんが隠れ家を作ったり、石を登ったりするので自然の海に似せるためにもいくつか準備されるといいと思います。
磯がに 飼育の餌おすすめベスト5
- しらす
- アサリ
- 甘エビ
- ザリガニのエサ
- その他いろいろ
磯がにさんも個体差があり、味覚にも好みがあるようです。3体とも食べ方にも違いがあるので少し与えてみて好みを確認することをお勧めします。カニさんの大きさにもよりますが、一度に食べる量はびっくりするほど少ないです。
しらすで例えると1本の半分とか三分の1とかに切ってあげてみると、どれぐらい食べるかがわかってくると思います。食べ残しはケースから出して海水を汚さないようにしましょう。
磯がにの餌の食べ方
磯がにさんは餌の食べ方がとっても可愛らしいのでご紹介しておきますね。
しらすを食べるバージョン
磯がにはしらすが好きです。最初にあげたしらすに大喜びの様子を写真に残すことができました。
カニさんが小さいのでしらすがとっても大きく見えます。右ハサミでしらすを持ち、左ハサミでカットしながら口にはこんで食べています。カニさんの食べる様子は可愛らしくて見てて癒されます。どんなに小さくてもハサミを上手に使って食事をするマナーの良さを見習いたいものです。
ザリガニエサを食べるバージョン
ザリガニエサという粒タイプの餌も毎日あげるようにしています。ちゃんとカルシウムを取れるようにとの思いでケースに落としておきます。小さいうちは一粒がこんなに大きく見えますがめちゃめちゃ小粒になります。この3代目はザリガニ餌が好きみたいです。
両手でしっかり掴んで大事に食べています。
アサリを食べるバージョン
磯がにさんはアサリLOVEな生き物です。アサリが取れる環境下で生活しているので、アサリを入れるとテンションが上がったかのような食いつき方をします。食べる量は少ないので、カットして必要な量だけあげるようにします。生アサリが最も美味しいとは思いますが、管理のしやすさから私は冷凍してからあげています。
冷凍したアサリを冷凍庫からだし、口を開かせ身を出します。すると、貝柱がついた貝がらと身に分かれるので、身はラップにつつみ冷凍庫へ戻し、貝柱付きのアサリの貝殻を磯がにさんのご飯にします。
アサリの身は解凍すると水分が溢れてきますので、水分は除き身をカニさんサイズにして与えてください。だいたいアサリ一匹で4回分ほどになるかと思います。私はアサリとザリガニ餌をあげたり、しらすをあげたりと変化をつけて与えています。気まぐれなところもあるので、あげない日もありますし、ザリガニ餌を一粒だけにするときもあります。様子を見ながらでいいと思います。